声門閉鎖トレーニング
英語発音は「息」ではなく「圧」で話す
日本人の英語が弱く聞こえる最大の理由の一つが、声門閉鎖不足です。
日本語は、比較的弱い呼気と柔らかい声帯振動でも成立します。
しかし英語では、
・強い声門閉鎖
・安定した声門下圧
・瞬間的な圧の解放
によって、子音・強勢・リズムが作られます。
つまり英語は、
「息を漏らして話す言語」
ではなく、
「圧を解放して話す言語」
なのです。
STEP 1 エッジボイス
目的
声帯閉鎖感覚を作る
やり方
声帯を合わせる意識をして、
「あ゛ー……」
と、ガラガラした低い声を出します。
ホラー映画の怨霊のような声です。
ポイント
〇 声帯を軽く閉じる
〇 弱い息でよい
〇 喉の奥の振動を感じる
効果
〇 声帯閉鎖感覚形成
〇 息漏れ改善
〇 英語らしい芯のある声になる
STEP 2 両手合わせ発声
目的
声門下圧(息の圧)を作る
やり方
両手を胸の前で強く押し合わせながら、
「Ah! Ah! Ah!」
と短く発声します。
10回。
ポイント
〇 腹圧を感じる
〇 声を前へ押し出す
〇 喉だけで押さない
効果
〇 声門下圧向上
〇 英語強勢形成
〇 発声エネルギー増加
STEP 3 強発声
目的
圧+声帯振動の連動
やり方
HEY!
GO!
STOP!
WHAT!?
を各5回。
ポイント
〇 深く息を吸う
〇 声帯を閉じる
〇 一気に解放する
効果
〇 発声瞬発力向上
〇 子音強化
〇 英語らしい強勢形成
STEP 4 リップロール
目的
息と声帯振動をつなぐ
やり方
唇を軽く閉じ、
「ブルルルル」
と振動させます。
慣れてきたら音程を上下させます。
効果
〇 呼気と声帯振動の連動
〇 喉の脱力
〇 安定した発声形成
STEP 5 ロング発声
目的
声帯振動・呼気・共鳴を一定に保つ
やり方
「あーーーー」
を10〜20秒維持。
ポイント
〇 音量を一定に
〇 喉を締めない
〇 呼気を最後まで維持する
効果
〇 声が途中で落ちない
〇 発話安定
〇 長い英文に対応できる
5分トレーニング
各1分
① エッジボイス
② 両手合わせ発声
③ 強発声
④ リップロール
⑤ ロング発声
最終目標
英語発音では、
・強い声帯閉鎖
・安定した声門下圧
・瞬発的な強勢発声
・呼気と発声の連動
が必要になります。
日本語のような弱く平坦な発声では、英語特有の子音・強勢・リズムは成立しません。
英語は、
「息漏れ」
ではなく、
「圧の解放」
で話す言語です。