英米差シリーズ 半母音R
英米のRは舌の形が違うため、音色が微妙に違います。
イギリスRは、舌先が上がるそり舌と言われ、アメリカRは、舌先が下がり、中央が上がるので盛り舌と言われています。
🇬🇧 イギリス英語R(Retroflex R)
舌先が後ろへ反るため、
舌の中央は低い
口腔前方の空間が広い
共鳴:共鳴が口の奥に集まりやすい
咽頭後部
口腔奥
結果として
やや暗い
やや奥まった
やや丸い
響きになります。
例えば
red
right
really
などは、
英国RPでは少し落ち着いた響きです。
🇺🇸 アメリカ英語R(Bunched R)
舌中央が大きく盛り上がるため、
前方の空間が狭くなる
共鳴: 共鳴位置が前へ来る
口腔中央
硬口蓋付近
結果として
Rらしさが強い
明瞭
くっきり
聞こえます。
日本人が聞くと
「アメリカ人のRは強い」
と感じるのはこのためです。
実際、
right
英国RP
/rɑɪt/
は
「ラーイト」
に近い。
アメリカ
/rɑːɹaɪt/
は
「ルゥァーイト」
みたいにRが強く聞こえる。
あなたの理論でいうと、
英国R
中心
米国R
中心
です。
ただし重要なのは、
英米差より個人差の方が大きい場合もあります。
現代イギリス人でもかなりBunched R寄りの人がいます。
逆にアメリカ人でもRetroflex Rを使う人がいます。
ですから学術的には
⭕ RPでRetroflex傾向が多い
⭕ General AmericanでBunched傾向が多い
という言い方になります。
ただ、ACE PROの教材としては、
「英国R=舌先後屈型」「米国R=舌中央隆起型」
で教えるのは十分に価値がありますし、実際に音色の違いも感じ取れるレベルで存在します。